初売り以来ずっと忙しい毎日が続いていたが、金曜土曜と東京出張。雑貨もニットも足らなくて、その仕入れもあったし家内と子供たちが江戸川のじいじのところへ帰っているから、それを迎えに行ったのだ。年明けに送った「寒ぶり」の行方も見たかったし。
金曜は馬喰町のかつての勤務先へ新年のご挨拶に羽田から直行した。今年で退社して10年になる。本社完成の際にはお祝いも頂いたし、そのお礼と報告を兼ねて社長さんに時間を取ってもらった。秘書課に通され、懐かしい人々が迎えてくれる。200号室で直立不動で待つのも、懐かしい。12年前結婚式で司会をしてくれたかつての上司は「座ってれば(笑)」と言うが、そんな事が出来るはずもないじゃないか。「久しぶり、元気かい?」と張りのあるお声は変わっていなくて、うれしかった。インターネットとか子供たちやばあちゃんの近況を一通りお話して、すぐに時間は過ぎた。社長さん(私のマインド的には副社長さんなんだけど)どんなに時代が変わっても、インターネットが、というよりもグーグルが世界を支配しようと、商売の根本的なあり方や人の気持ちは変わらないんじゃないかと思います。インターネットは高速道路だと将棋の羽生名人は言ったそうですが、高速の出口では渋滞になっているんです。ネットは増幅装置であって無限の可能性も秘めてはいるけれど、中身が空っぽじゃ増幅のしようもないんだと思います。10年前とは明らかに違う膨大な情報の嵐の中で、しっかりと理念を持っている者だけが生き残れるのではないかとも思うのです。かつて勤めた会社で私のインターネットの部分だけが過大に評価されているのかと思うと少し寂しい気がしたので、書いてみました。手間を惜しまず自分の目で選んだ品を扱い、お客様に信頼されるように努力を続けるということは江戸時代だって変わらなかったんじゃないかと思います。なんだか脱線してしまいましたが、久しぶりに気合を注入された気分で、とてもうれしかった。
土曜は朝から千葉にあるじいじの会社の新年会へ参加。寒ぶり3本を見事にさばいて刺身とぶり大根。もちつき。社員150人くらいであっという間に平らげました。お見事!日ごろは鉄をミクロ単位で切る職人さんがぶりを丁寧にさばいていました。さすがに切り口は精巧だった。工場を見学させてもらったが、まったく違う職種でとても興味深い。20トンもある大きな鋼鈑から切り抜いた型を溶接して、銅線を巻いてモーターになるらしいんだけど、よく分からない(笑)新幹線や地下鉄に使われるらしい。その後は前回時間が足らず、不完全燃焼だった舟橋のIKEAへ。また色々と買いました。またお店のどこかで使うと思います。画像は発送センターの横にあったセルフ式のホットドッグコーナー。¥100なんだって!
最終便だったので羽田で少し余裕があった。送ってくれたじいじと義兄と皆で赤坂離宮で中華を食べ、飛行機に乗ってつい先ほど高岡に戻ってきました。あっという間の冬休み、子供たちは宿題やったのか?