今週はアカデミー賞の授賞式だった。アメリカでは視聴率がワースト3だったというから、日本の紅白と同じような感じなんだろう。それでも一年に一度の華やかなお祭りは見る価値はある。WOWOWの生中継はCM中のスタジオと同時通訳が少しうるさかったから、夜の再放送を見た。日本では助演女優賞の事ばかり報じていたけど、それよりも一番私がツボだったのは監督賞。
コッポラ、ジョージルーカス、スピルバーグの3人がタキシードを着て登場。「監督賞をもらう気持ちはわれわれ3人はよく分かる」とコッポラ。「僕はもらってないよ!」とルーカス。気まずい沈黙、、みたいな大御所のジョーク。受賞したマーティンスコセッシがまた早口でよく喋る。見た人は分かると思うけど、あのまんまのキャラクターでシャークテイルに出ていて、顔も本人そっくりでまたツボ。
「プラダを着た悪魔」はまだ見てないんだけど、アンハサウェイとエミリーブラントがプレゼンターで登場した場面も笑った。一番前に座るメリルストリープに「ハイ!」と手を振る。調子に乗って「後でカプチーノをお持ちしますわ」とか言ってるうち、「笑ってても本当は分からないんだ、彼女は大女優だから。」するとメリルストリープがクールな表情でアンハサウェイを見つめる。という見事なジョーク。映画を見た人はくすっと笑ってしまう場面だろう。ジョージクルーニ-は「今、舞台裏でジャック(ニコルソン)とアル(ゴア元副大統領)と飲んでたんだ。やっぱり彼には大統領は無理だ!」だって。ジェニファーハドソンとビヨンセの迫力のステージはあれだけでWOWOWに料金を払った価値があると思わせる内容であった。ビヨンセはやはりただのアイドルではなかった。アメリカはやはりエンターテイメントの国なのだ。