東京出張。前日の雪が残る中、荒れ模様との予報もあって少し心配だったが定刻通りの運航であった。小杉ICから富山IC、富山空港へは早朝なら20分で着いちゃう。上の画像は途中の呉羽山を抜ける地点。去年だったか、この地点で多重衝突が起きた。その一週間前には私の目の前で事故が起きた、問題の緩やかな下りカーブ。雪が木々を覆って朝日が顔を出す直前のあまりの幻想的な景色に思わず運転しながら、撮影しました。デジタルダイアリーは命がけなのだ(笑)そして一時間_。羽田はご覧のように見事な快晴。滑走路からは遠くに富士山も見える。どうですか、奥さん。たった数十分でこんなにも景色が変わる日本はドラマティックな国じゃあ、あ~りませんか。今日はなんか変な文章ですが、ゴーストライターが書いているわけではありません、念のため。
スケジュールは多かったんだけど、一人だったこともあって早かった。恵比寿駅のタクシー乗り場で待っていると、なんかスマイルを投げかける若い女性が、、。俺?とちょっとどきどきしたが、あっポール&ジョーの担当の方だ。おはようございます、今日は違うんで、と意味不明な挨拶をして別れる。メンズのタイを要望する声もあったのでインポートのものと、新しいバッグブランドのロックスウッドをセレクト。オールドイングランドにバッグを供給していたフランス人夫婦が作る上質なバッグです。後日紹介します。
フェリージ輸入元にちょっとした用事があって、骨董通りを歩いていると通りの反対側で手を振る男2人組。元Jと元Bで現在Pに在籍している彼らは、元の会社を辞めた後、何年か振りに現在の会社で再会した。業界は狭いのだ。口さがない私は、野村再生工場みたいだな、と言ったりしてるが基本的にはまた会えて嬉しいのだ。
神宮前ではHARRISの秋冬オーダー。CIVAの新型別注モデルの打ち合わせ。これは明日お知らせできると思います。CIVAは長く価格を抑えてきましたが、この秋入荷の分から価格変更することになりそうです。例えば1293の舟形ショルダーは多分¥32,000から¥35,000になると思います。在庫分はもちろん値上げしないのでお早めにいかがでしょう?と軽くおすすめしつつ、次の展示会場へ。
恵比寿に戻って2件。メンズブランドとカットソーメーカー。合同展で偶然九州の革小物メーカーの人たちがいた。とても真面目にものづくりに取り組んでいる様子がすぐに分かった。特に木型をオリジナルでおこして国内で作っている靴の出来はすばらしい。もちろんすぐにオーダー。彼らは、えっいいんですか?と戸惑っている。いいんだ。やるときはすぐにやる、これがサラリーマンバイヤーとの違いなのだから。もうせっかちだから、すぐに送るように頼んでおいた。これもまたご紹介します。一世を風靡したCherの坂を下りて駒沢通り。恵比寿駅へ向かおうと信号待ちしていると、通りの向こう側で大きな声がする。何やら携帯で話しながらもめている様子。大きな体で丸坊主、、NIMESの社長だ。しばらく会っていないが相変わらずパワフルだ(笑)昔は何も知らなかった私にずいぶん色んなものを紹介してくれた。あのデニムのグリーンもメジャーになる一年前に連れて行ってくれた。ここは絶対やっておいたほうがいい、と。その後半年くらいでグリーンの社長と喧嘩してやめちゃったんだけど。その後どんどん彼らはメジャーになり、何度謝ろうと思ったことか(笑)いやいや、これは冗談。さて、駒沢通りのカフェもいつの間にかビストロに衣替えしてるし、ブランドもどんどん増えている。枯れるという言葉は社長にはないんだな、きっと。10歳以上も年下の私が現状に満足してていいはずもなく、遠目に見ただけで話もしなかったけどよっしゃあ、また新しいことやろう!と思いを新たにしたのであった。マリンフランセーズの子供服もご要望が多いので次回オーダーしてきます。
羽田発最終便。天候調査はかかっていたが、無事富山空港到着。今回は少しだけ余裕があったので青山のシボネでドルチェビータというモデルのミニサイズ万年筆を衝動買いした。インクがオレンジでコンパクトサイズでかっこいいんだ。値段は一丁前なんだけど。