週末は店頭もにぎやかで、春物も全体に大きく動いた。アーメンの納期遅れやインポート特有の製品不良が出たり、いろいろと頭の痛いことも多いんだけどデュプレックスやウール、また不便な地下街各店にもお客様がいらして下さると、まだ大丈夫、とほっとする。毎日が仮説、実行、検証、反省の繰り返し。どんな仕事だってそうだと思うんだけど。

昨日は休肝日(厄年だから結構健康に気を使っている)だったから、今夜は家でひとりで軽く飲んだ。最近お気に入りの焼酎「霧島」そんなに頓着するほど強くもないんだけど、大きめのグラスに氷を山のように入れてロックで飲む。みのもんたが前、TVでやってた(笑)家族は早めに寝ちゃうし、ひとりでだらだらとBSを見てると、鈴木雅之のライブをやっていた。元シャネルズ(ちょっと古いか?)蒲田の不良がいまだに現役で不良おやじをやっている、みたいな感じで少し好きだ。学生の時(86年くらいかな)川崎木月のヤマハの音楽スタジオでバイトしてた。受付に座ってスタジオの予約を取ったり、灰皿掃除をしたりする雑用係。だいたい使うメンバーは決まっていたし1ヶ月もすれば、皆顔馴染みになった。当時元シャネルズの山崎さんがダックテイルズというバンドをやっていて、よく来ていた。「松っちゃん、うちの新しいボーカル、元クールス。よろしく。」と紹介されたのがケンさん。なんかいつもろれつが廻ってないし、この人大丈夫かなあと思ったけど気さくで、可愛がってくれた。貧乏学生の私から「松っちゃん悪い、タバコ一本ある?」なんて持ってったけど。なんか酔って古い歌を聴いたら、昔のことを思い出した。ある日突然会社の方針でスタジオが閉鎖になった。私も仕事を失う日がきて、子供ながらに何か悔しくて切なかった。ケンさんも何か切ないよな、と言ってた。特に大きなドラマがあったわけではないんだけど、それがクレージーケンバンド横山剣との淡いエピソード。ケンさんは絶対覚えてないと思うけど(笑)