出張の翌日は体が動かない、、。いかんなあ。セールも中盤に差し掛かる。先日の出張で集めた商品が入ってきて、店頭がにぎやかになった。やっぱり電話で在庫状況を聞くのと、実際に目で見るのは大違いなんだ。インショップなどではセールも終盤に差し掛かり、季節の入れ替えの時期になると閑散とした棚のままのお店を見かけるが、これはあってはならないと思う。たまたまその日に、もしかしたら県外からご来店くださったお客様をがっかりさせちゃうじゃないか。営業する限りは全力でお迎えするというのがブルーコムのルール。本当?と言われれば少し心配にもなるんだけど。
出張明けには取引先の訪問が続く。古くから取引のあるニットメーカー。最近キャスキッドソンの取り扱いを始めて元気がいいらしいが、やはりそういうのは水もんだから、本業をがんばって欲しいと思うんだ。続いて大阪のインポーター。ウールで取り扱っているヴォス&カンパニの輸入元。スウェーデンの原住民ラップランダーがトナカイの革や角を使って手作りしているアクセサリーなのだ。他にもドイツの片田舎で手作りしている物凄く重い10万円のワークブーツとか、あんまり売れなさそうなものばかり(笑)扱う心意気が気に入って取引をはじめた。確か数年前に一度会ったきりなんだけど、妙に会話がスムーズ。「?」と思ったら、彼は私と初めて会った更に数年前からこのダイアリーを読み込んでいるらしい。なるほど、そういう効果もあるんだな。
さて、ようやく形になってきたようなので皆様にもお知らせいたします。え~と実は楽天に出店したんです。「え~なんで?」とか言われそうなのはよ~くわかっております、はい。一番大きな要因は本社機能が回りだして、稲垣、佐々木というweb担当が私の思いを形にしてくれ、滞りなく受注できる環境が整ったという事です。2005年をピークにネット経由の売り上げは落ち続けていて、店頭売り上げが急増する中でどんどん比率が落ちながらもあまり気にもかけていませんでした。「我々は通販業者じゃないんだ」と意地を張っていたようにも思います。どちらかと言うとネットに取り組んだのが早いほうで、先行者メリットもずいぶん享受したように思います。フェリージもラベンハムもアーメンもイルビゾンテもadmjも、また予約システムもたぶんブルーコムが日本で最初にネットで売り始めたのです。だからこそ、成功体験が次の一手を遅らせてしまいました。後から参入する人たちは苦心しながらモールに出店してヒット数も伸ばし検索上位に上り、ブルーコムはどんどん砂の海に埋もれていきました。6月のある日、アーメンの輸入元担当と話していてはたと気づきました。俺は何を意地張ってたんやろ?今までダイアリーを読んでくれている人は分かると思うんですが、私の楽天嫌いは有名です(笑)メールアドレスは買え、急に条件は変える、TBSは泥沼。それでも開設の経緯でやはり彼らには独自のノウハウがあることを痛感しました。やるとなったら徹底的にやったります。まだまだページ制作はこれからで、お見せする段階ではないのかもしれませんが「etre!per bleucommebleu」をどうぞよろしくお願いいたします。通常は3ヶ月かかるというところをたたき台とはいえ、わずか2週間で仕上げてくれたスタッフには頭が下がります。近い将来にはこのサイトと明確に内容を分けていく予定です。今でも本当は楽天は嫌いだけど、気持ち的には「侍ジャイアンツ」なんだ。分からない人は40歳以上のおじさんに聞いてください(笑)もっと私たちの提案を世に広く知ってもらいたい、という事なんです。エトル!という仏単語は少し無理やりなんですが、英語で言えばbe動詞みたいな感じで「存在」という意味もあります。膨大なネットの砂漠の一粒の砂でしかない私たちの存在を少しでも知ってもらえたなら、幸いです。