2011年3月のエントリー 一覧

震災から10日が過ぎても、福島の原発では命がけの作業が続いている。
何とかこのまま収まって欲しい、と皆願っている。
アメリカ大使館は帰国勧告を出しているのか、外資系の人々は帰国を急ぐ。
そんな、、。もっと情報を小出しにしないで開示すればいいんじゃないか?
保安委員、東電、官房長官と微妙に違う、奥歯にものが挟まった
言い方ではアメリカ人は納得しないのも分かる。
確かに逆の立場でも家族を帰国させようとするだろう、日本人も。

被災地ではやはり今も大変な状況が続く。
仙台では食料もない状況で、水もガスも復旧していないそうだ。
今まで積み上げてきたものがあっという間に失われる事は
想像もできないし、皆さんの苦難を思えば軽々しい事は言えない。
でも明らかなのは、これは誰にも起こりうる事実なのだという事。
僕はこのところ、ずっと心のどこかに虚無感を抱いている気がする。
人生は無常だ。でも希望はきっとある、と思いたい。

新しい店舗建設は延期したが、新たなプロジェクトを今日開始する事にした。
このままずるずると中国やアジアに負けていくのは悔しいじゃないか。
頑張りましょう、これからですよ、これから。

 

季節外れの雪が積もり、午後になってようやく日差しが出てきた。
なんかずっと重いものを皆心のどこかに持っている。
昨日ツイートしたが、秋に向けて着工予定だった新店舗は延期にした。

この先世の中がどうなるか分からないのに、また一億近くも借金するのは
賢明かどうか、何よりも急ぎ過ぎだと家族からも指摘されていたのが
今回の災害で少し身に沁みた、という事もある。
色んな意見もあると思うけど、テキスタイルデザイナーの堀内さんは
正当な判断だと思う、と支持してくれた。堀内さんには新しいデザインを
依頼しています。お楽しみに。

土地も押さえて、構造計算も進め、すぐに地鎮祭だという時期に
関係各位にはご迷惑をおかけする事になったと思う。申し訳ない。
しかしフルスロットルで駆け抜けてきた、この十数年を振り返って今
原点に立ち返ることが必要なのでは、と思い直したのだ。

被災地には未だ寒い思いで、必死に頑張っている人たちがいて
原発の対応に追われる関係者、現場で多くの人を助けてくれている自衛隊。
本当に頭が下がる思いです。何よりも早く現場に支援物資を届けてあげて欲しい!!

まずは新物流センターの的確な稼働、仕入れ、取り扱いブランドの仕分け。
人材育成など当たり前の事を当たり前にできていなかった、その反省から
始めます。その後にきっと新しい希望も見えてくるんだろう。

グラウジーズの広報担当が来社して、ホームゲームの中止を伝えました。
彼らもメールで済む事を、わざわざ訪ねずにはいられなかったんだろうなあ。
頑張れ!俺も頑張るよ。

火曜日は商工会議所の流通第二部会に初めて参加した。
錚々たるメンバーの前で「たかおか未来WEB商店街」事業について説明。
皆さん興味津津なんだけど、やっぱり不安な要素も多いんだろう。
ネガティブな意見も出た。黙っていられず、駄目な奴は何やっても
駄目なんだ。途中で諦めるから成功しないんだ、小さなリスクを恐れずチャレンジすべき!
と少しだけテンション上がった(笑)大先輩方、本当に申し訳ありませんでした。

楽天に掲載して売れる保証は何処にもないし、儲からないから止める、という人は
やらなければいいと思う。なぜ自分のスタイルに固執するのか。
環境に合わせて進化したものだけが生き残るのは自然の摂理じゃないか、と思うのだ。
僕は必死になって頑張る人を心から応援したい。

昨日延期を自分で決めて、何か張りつめていたものがす~っとなくなって
ぼけ~っとしていましたが、元気を出さなくちゃいけませんね。
頑張ります、アクセルもアドレナリンもほどほどに(笑)

 

日本を襲った大震災から3日過ぎて、その被害の大きさに驚き
家族や家を失い、寒さや空腹に耐えながら頑張っている被災地の人たちの事を思うと
本当に胸が痛みます。自分には何ができるだろう、誰もが思っている事だと思います。
今できる事、電力ダウン、色んな形での支援。やりましょう。

マスコミや原発に矛先を向けて、誰かを攻撃せずにはいられない気持ちの人も
いるだろうと思います。それでも暴動も略奪も起きずに整然と事態を受け入れて
誰かのために懸命に働く日本人の一員である事を僕は誇りに思う。

9日の水曜日。高岡大和ノーマンズランドのオープンに向けて
懸命の作業が続いていました。什器が届かなかったり、工事の遅れなど
トラブルが続出して、大和側の対応も中途半端で「一旦全て引き揚げる」と
宣言した程でした。そんな中、ばあちゃんの病院から連絡がありました。

丁度親父が近くにいたので、車で一緒に病院へ向かいましたが、着いた時には
もう息を引き取っていました。ばあちゃんはシミひとつないとても綺麗な顔をしていました。
ばあちゃん、お疲れ様頑張ったね、と頭をなでる親父とお袋を見て初めて涙が出ました。
その後は葬儀の準備があって本当に慌ただしい3日間。

お通夜の日の金曜午後。
デュプレックス3Fは結構揺れたみたいですが、幸い大きな被害もなく
皆の無事を確認しました。ニュースは通夜の直前のニュースで
信じられない津波の光景を見て、驚愕しました。
翌日の葬儀、初七日の法要を終え僕は親父に代わって一言だけ挨拶をしました。

先月のNZ地震では、ファッションショーに参加してくれた女性が
巻き込まれ、昨日死亡が確認されました。最後まで希望を持って諦めずに
待っていましたが、本当に残念でなりません。なぜこれから前途のある若者が
こんな事に巻き込まれてしまうのか。

96歳の天寿を全うしたばあちゃんは幸せだったと思います。
皆に愛されて子や孫やひ孫に棺を花いっぱいにしてもらって。
人の一生とは何なのだろう、と思います。
そして今また沢山の犠牲者が出ています。ほんの数分前まで横で話していた人が
流されていなくなってしまうなんていう事が、あるんだろうか。
命は繋がっている、だから残された私たちは一生懸命頑張るしかないのだろうと思います。

坊さんが説教でこんな一節がありました。
我や先、人や先。今日とも知れず明日とも知れず、、、。
誰もが明日どうなるかは分からない、だから悔いのないよう
自分が今できる最善を尽くしたい、責任を果たしたいと思います。
頑張りましょう。僕は諦めない、最後まで。

 

東京出張だったが、余りの寒さと風邪で早めに切り上げて帰ってきた。
新しいダウンのブランド、フェリージ、オーシバル、ジムフレックスなど秋冬の
オーダーを終えた。青山から表参道に向けて歩くが、寒くてヒルズで休憩。
少し歩いたけど、ラルフローレンだけ見てもうタクシーで浜松町へ向かった。

飛行機の中もずっと薬飲んで寝てた。
で、富山空港について新物流センターの工事現場を見て
高岡大和の搬入現場へちょっと顔出してみた。
思ったよりも工事が進んでいなくて、現場の責任者も不在、
何よりも百貨店全体がだら~っとした空気で、その時点でアドレナリン噴出(笑)
現場監督と、大和の部長さんにさんざん毒づいて帰ってきた。
前途多難だなあ、、、。でも少なくともやるべき事はやろう。
何よりも大和の商品券がブルーコムで使える!と楽しみにして
下さっているお客様のために。

と、絶好調でしゃべくり倒しながら、ここではたと気付く。
俺は体調悪くて早退してきたんだよな?
結局病は気から、に間違いないというオチでございました。

 

40歳を過ぎて地元、という事に意識が向く事が多くなった。
20代までは田舎に戻るなんてまっぴらだぜ、なんてバブルの余韻に
浸っている平成元年入社の若造だった。

高岡に戻って形ばかりの会社作って、お店出したはいいけれど
ず~っと閑古鳥で挫折の日々。それでも色んな人々の支えと
インターネットという時代のうねりに何とかしがみついて、ここまで来た。

商店街に生まれ育った者として、このまま滅亡してゆくを傍観するは忍びがたい。
シャッターを閉めずにすむ人が少しでもいるなら、できる限りのノウハウと
プラットフォームを提供したい、と思って「たかおか未来Web商店街」を
企画した。賛同して後押しをしてくれた高橋市長、商業観光課、商工会議所の
皆さんには感謝をしている。まだまだこれから。川村会頭がおっしゃるように
「具体的な成果を目指さなくては」意味がないと思う。楽天も全面的に協力して
くれるし、無謀と思われるかもしれないが、いつか三木谷社長も高岡に来てくれる
と思っている。

現実はとても厳しいし、受け入れがたい。
それでも私たちは命ある限り、諦めずに前を向いていかなくてはならないと思う。
地元や仲間が戻ってきた人々を守ってあげなくては、と心から思う。

 

気がつくともう三月になっている。
先週は色々な事があって、社長ブログにも少し書いた。
人生は無常だけど、僕は奇跡ってもんは起こると信じている。

オープン準備に追われる午後、現場では様々な小さな問題も起きる。
たいがい私の現場はピリピリしている。いや私がピリピリしてる。
だから職人さんたちはすごく丁寧に、細かな配慮で仕事をしてくれるので
仕上がりが早いのだ。感謝しています。

イルランドはそういう色んな問題がありながらも、準備が進んでいます。
そして、、その後は大和ノーマンズランドのオープン。
取引先からは二週連続オープンなんて聞いたことがない、と言われるが
私だって初めてだ。でもタイミングを計ると、春の立ち上がりの今しかないんだ。

百貨店との取り組みも初めての事だし、とてもいい勉強になると思う。
売り上げとか利益とかもちろん大事なんだけど、それよりも
与えられたチャンスを活かしたい、というチャレンジスピリットの方が強い。
家内にはあなたはそれでいいかもしれないけど、たびたび振り回される
周囲の人たちは大変なんじゃないの?と言うがその通りだろう。すまん。

一度きりの人生何が起こるか分からないし、毎日を真摯に責任を果たして
いくしかないのではないか、と思うのだ。今を大事に。
またみんなでファッションショーやろう!俺、頑張るよ。

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