日本を襲った大震災から3日過ぎて、その被害の大きさに驚き
家族や家を失い、寒さや空腹に耐えながら頑張っている被災地の人たちの事を思うと
本当に胸が痛みます。自分には何ができるだろう、誰もが思っている事だと思います。
今できる事、電力ダウン、色んな形での支援。やりましょう。
マスコミや原発に矛先を向けて、誰かを攻撃せずにはいられない気持ちの人も
いるだろうと思います。それでも暴動も略奪も起きずに整然と事態を受け入れて
誰かのために懸命に働く日本人の一員である事を僕は誇りに思う。
9日の水曜日。高岡大和ノーマンズランドのオープンに向けて
懸命の作業が続いていました。什器が届かなかったり、工事の遅れなど
トラブルが続出して、大和側の対応も中途半端で「一旦全て引き揚げる」と
宣言した程でした。そんな中、ばあちゃんの病院から連絡がありました。
丁度親父が近くにいたので、車で一緒に病院へ向かいましたが、着いた時には
もう息を引き取っていました。ばあちゃんはシミひとつないとても綺麗な顔をしていました。
ばあちゃん、お疲れ様頑張ったね、と頭をなでる親父とお袋を見て初めて涙が出ました。
その後は葬儀の準備があって本当に慌ただしい3日間。
お通夜の日の金曜午後。
デュプレックス3Fは結構揺れたみたいですが、幸い大きな被害もなく
皆の無事を確認しました。ニュースは通夜の直前のニュースで
信じられない津波の光景を見て、驚愕しました。
翌日の葬儀、初七日の法要を終え僕は親父に代わって一言だけ挨拶をしました。
先月のNZ地震では、ファッションショーに参加してくれた女性が
巻き込まれ、昨日死亡が確認されました。最後まで希望を持って諦めずに
待っていましたが、本当に残念でなりません。なぜこれから前途のある若者が
こんな事に巻き込まれてしまうのか。
96歳の天寿を全うしたばあちゃんは幸せだったと思います。
皆に愛されて子や孫やひ孫に棺を花いっぱいにしてもらって。
人の一生とは何なのだろう、と思います。
そして今また沢山の犠牲者が出ています。ほんの数分前まで横で話していた人が
流されていなくなってしまうなんていう事が、あるんだろうか。
命は繋がっている、だから残された私たちは一生懸命頑張るしかないのだろうと思います。
坊さんが説教でこんな一節がありました。
我や先、人や先。今日とも知れず明日とも知れず、、、。
誰もが明日どうなるかは分からない、だから悔いのないよう
自分が今できる最善を尽くしたい、責任を果たしたいと思います。
頑張りましょう。僕は諦めない、最後まで。